ビジネスマンではない父より息子への果てしない手紙

人生の荒波に乗り出した息子たちへ

第二の思春期

子育てに関する講演を聴講した。

思春期というのは、子ども時代に積み上げてきたものを(その後に続く「再構築」のために)一回「ぶっ壊す」時期なのだそうだ。

終了後に講師の先生と話していて「二度目の思春期」という話題で盛り上がった。

就職以来ひたすら働いてきたお父さんには、40代後半から50代にかけて一大転機が訪れる。

企業に勤めている人にとっては管理職への昇進(転身)。

私のような雑用係兼社長の自営業でも、マネジメント的な役割を担う仕事に移行せざるを得なくなる。

体力が衰え集中力もなくなるので最前線の兵士としては働けなくなるからだ。(まあ、そればっかりじゃないけど。)

「豊富な経験を後進に伝えていくという役割も大切ですよ」
と言ってくれる人もいるが、特にわれわれのような技術屋にとって、第一線を退く寂しさは、余人には推し量れないものがある。

兵隊と将校は使う神経が違う。
優秀な一兵卒であればあっただけ、管理職への転身はきつくなる。

そのとき、ふと思うのである。
「俺の人生って、これでいいんだろうか」
「今まで頑張ってきたことは 結局何だったんだろうか」
「これが俺の 本当にやりたかった仕事なんだろうか」

二度目の思春期である。

 

しかし家庭を振り返ってみれば、子ども達はいちばん金がかかる年頃で。

「再構築」もままならず、鬱積した思いに押しつぶされないよう、自分が壊れないよう、心を閉じたまま、定年までの十年を走り抜けるのか。

 

・・・お父さんだって、メタボばっかりが悩みの種じゃないっていうお話。

 

男性更年期障害―LOH症候群

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