ビジネスマンではない父より息子への果てしない手紙

人生の荒波に乗り出した息子たちへ

人生を道路に喩えてみた

ハイウェイのゲートをくぐりながらこう考えた。

高速道路は、いったん入ってしまったら、Uターンはむろん、次のICまでは引き返すこともできない。

だから、上りと下りの岐路で間違えたりしたら、大変やっかいなことになる。

順調であれば目的地まで早く快適に行けるけれども、間違いややり直しを許容しない、ずいぶんと「固い」システムである。

 

人生においても、高速道路に乗りたがる人は多い。

確かに、あるシステムに乗ってしまえば、早く遠くまで行くことは可能だ。

しかしそういうシステムは、挫折や失敗を許容するようには出来ていない。

だから、失敗してしまった人は
「ああ、もうダメだ」
と思ってしまうのだろう。

だが、人生の高速道路はUターンも可能だし、ICまで行かなくてもいつでも降りれる。

 

一般道は、スピードは出せないが、トンネルが少なく両側に壁もない。開放的で景色がよく見える。高速道路とはまた別の快適さがある。

さらに、一般道さえ外れて草ぼうぼうの荒野に自ら道を切り開いていく選択肢もある。
真っ直ぐに進めばそのように。ぐねぐねと歩けばそのとおりに。道が出来ていく。

早く遠くには行けないけれど、これはこれで楽しいんじゃないかと思う。