ビジネスマンではない父より息子への果てしない手紙

人生の荒波に乗り出した息子たちへ

借金についてのシンプルだけど大事な話

のほほんと生きてきたので,人生に深みがない。従って,わざわざ遺すような教訓も持ち合わせていない。 だが,何もエラそうなことを言わなくても,自分と同じ轍を踏んでほしくないと思うようなことを言い遺せばよいのだと最近気づいた。 それなら私にもある…

しあわせについて考えてみる(2)

西原理恵子の『この世でいちばん大事な「カネ」の話』に書かれていた、スラム街で暮らす子供の話。 ゴミの集積場で金属やペットボトルを集めて売って、やっと家族が一日食べるだけのお金になる。 貧困だけれど、彼(または彼女)は、きっと家族そろって夕飯…

しあわせについて考えてみる(1)

しあわせ=幸福について思うとき、いつも、マーク・トゥエインの『不思議な少年』が、まず頭に浮かんでくる。 この物語の最後の方で主人公が、不幸な目にばかり遭っている老人を「せめて余生は幸福にしてやってほしい」と、超能力を持った少年に頼む。 する…

囚われるな。自由であれ。

「自分を捨てる」研修と「理不尽」について - 脱社畜ブログ “理不尽は、耐えるものではない。まずは対処を試みて、それが難しいなら逃げ出そう。” ずっと昔のことだが、研修と称する飲み会の余興で、女装して夜の繁華街を歩いたことがある。「自分を捨てる」…

プロジェクトの始め方2

生きたいように生きればいい。やりたいようにやればいい。 だが、誰かの夢に「つきあう」のも立派な生き方だ。 一人でできることはたかが知れている。一人では持ち上げられない重たい石も、2人なら持ち上げられる。もっと重たい石なら3人で。組織の必要性…

プロジェクトの始め方1

大切なのは、自分で何もかもやらなくちゃいけないと思わないことだ。すぐにスケジュールを立ててスタートしたい気持ちはわかるが、まずはチーム編成だ。集まった人間の顔ぶれを見て、得意なことや不得意なこと、それから性格も見極めつつ、役割分担をするの…

最近のツイートより

ネットから得た知識を組み合わせて役立つようにするとか、その知識の確からしさに見当をつけるとか、さらには有効な検索ワードを思いつくとかするために必要なのが教養である。 要するに、ネットから教養は手に入らない。 — 六郎 (@rokux) April 13, 2014 よ…

こんなやつには気をつけろ

用件を明らかにせず「至急連絡ください」などとメールやなんかで書いてよこすやつには気をつけろ。用件を明らかにしないのは、明らかにできない理由があるか、そいつの頭の中が整理できていないかのどちらかだ。前者の場合やっかいな頼みごとか誰もやりたが…

「仕事だから」という言い訳が蔓延してるのは、仕事の方が楽だからである

ビジネスはゲームである。アクションに対して結果が帰ってくる。評価され、それに見合った報酬がもらえる。 生活はゲームじゃない。メシを食ったり睡眠をとったり結婚したり子育てしたりご近所とつきあったり介護したり葬式をしたり、めんどくささの連続であ…

そいつがどんな人間か、金を持たせてみればわかる

金があればあるだけ使っちゃう人間と、とりあえず保管して使いみちをじっくり考える人間と。 慎重なのが良いとも限らない。使いみちも大切だが、使うタイミングも重要だ。 大盤振る舞いをして人気を得ようとするやつはダメだ。そういう人間に寄ってくるのは…

チャンスについて

父さんは、夢を持っていない人にはチャンスが来ないと思っている。それはそうだろう。夢を持っていないと何がチャンスかさえわからない。 その上、チャンスは突然やってくる。日ごろから準備や努力を怠っていると、せっかくのチャンスをつかめない。「偶然は…

お金について注意すべきこと

「金はなんとでもなる」と言う人がいるが、それはウソだから気をつけろ。 子どもが虐待されたり、友情が壊れたり、夫婦が離婚したり、プロジェクトが頓挫したりする原因の多くは、「お金がないこと」である。 しかしまた、お金「だけ」が原因でないことも確…

世のため人のため(その2)

一昨日、中村哲という人の講演が福山市であったので聴きに行った。 医者、用水路を拓く―アフガンの大地から世界の虚構に挑む作者: 中村哲出版社/メーカー: 石風社発売日: 2007/12メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 37回この商品を含むブログ (8件) を見る…

世のため人のため

昨日の続き。 よく考えてみたら、人をやる気にさせるのに「世のため人のため」という理由づけが有効な場合があることに気づいた。 自分の成長がなくても「世のため人のため」だと思えば頑張れる、というのは、確かにある。だがしかし、報酬がなくても、達成…

やる気を持続させる技術

勉強のやる気を持続させる技術 - 脱社畜ブログ 上のブログを読んでちょっと思うところがあったので書く。 父さんがミドルティーンの頃からフォークソングが大流行した影響で、同じくらいの年代のやつはだいたいギターのコードぐらいは押さえられる。 それに…

第二の思春期

子育てに関する講演を聴講した。 思春期というのは、子ども時代に積み上げてきたものを(その後に続く「再構築」のために)一回「ぶっ壊す」時期なのだそうだ。 終了後に講師の先生と話していて「二度目の思春期」という話題で盛り上がった。 就職以来ひたす…

いのち

坊主でもなければ牧師でもない私がこんなことを言うのも面映ゆいのだが。 何年か前「今、いのちが あなたを 生きている」という詞に接してちょっと感動したことがある。 私の体内にぼわっと輝いている、私のものであって私のものでない、そんな「いのち」の…

見守るということ

今日は子育てについて書いてみようと思うのだ。 まず、子どもは「育てる」んじゃなくて「育つ」んだってことだ。 それから、子どもは「不完全な大人」ではなくて「子どもとして完全」なんだってことだ。 つまり、子どもには子どもの人生があるんだってことだ…

心の傷

何十年も生きてくると、その間には、他人(ひと)を傷つけたり他人(ひと)に傷つけられたり、そういうことが何度かはあるのが普通だと思うのだけれど、父さんにはあんまりそういう記憶がない。 「だから俺はきっと他人(ひと)様より幸福な人生を送らせてもらって…

見習うべきでない大人とは

「世間というのは理不尽なものだ。額に汗して一生懸命働いている人が報われず、ちゃらちゃらといい加減に人生を送っている輩が食うに困らない。 上に立つ人間は無能で頑迷だし、部下はさらに無能で自己中だ。 だから君の言うような考えは世間じゃ通用しない…

貧乏人は貧乏人なりに気持ちよく暮らしたい

金は欲しい。 だけど、「10億円やる。しかし家族とはもう一生会えない」と言われたら。 もちろん、一も二もなく断る。 妻や息子たちと暮らせなくなるなら、そんな金はいらない。 では、「毎年1千万ずつ1億円やる。だけど今後10年間、家族とは月一度し…

人生を道路に喩えてみた

ハイウェイのゲートをくぐりながらこう考えた。 高速道路は、いったん入ってしまったら、Uターンはむろん、次のICまでは引き返すこともできない。 だから、上りと下りの岐路で間違えたりしたら、大変やっかいなことになる。 順調であれば目的地まで早く快…

言葉にできない

季節ごとの模様替えがあたりまえだった昔の家屋。座敷がありまた庭があり。夏には夏の、冬には冬の、正月には正月の、しつらえ。 四季を受け身で迎えるのでなく、生活の彩りとして取り込む工夫。工夫が作法となり、作法が文化となる。しきたりと言えば堅苦し…

口に出してはいけない言葉

「あなたのせいで私は気分を害した」というのは、口に出すべきでない言葉だと思う。 相手がおまえを挑発しようとしているのであれば、それは相手の思うつぼだ。また、相手にそんなつもりがないのなら、相手を非難する前に、関係がより悪化しないよう努力すべ…

省みる言葉

人と接するのが煩わしくなることがたまにある。愛想笑いに疲れるのである。しかし、そんなときでも挨拶だけは忘れてはいけないと思う。不機嫌になるのは自分の勝手だが、それを蔓延させる権利は誰にもない。 誰にも理解されないので自らを孤高だと思いたくな…

いいかおまえら(3)

恋愛経験の乏しい父さんが言ってもあんまり説得力はないかも知れんが、とにかく女性には気をつけろ。 男性に「少年らしさ」が残っているように、女性には「少女らしさ」が残っている。女性に対して、恋人として・妻として・母親としての役割を求めすぎてはい…

いいかおまえら(2)

今日は幸せになる秘訣を教えてやる。それは、「諦める」ことである。…と言うと「なんだそりゃ」と思うだろう。だが誤解しないでくれ、「今の自分に満足してしまえ」と言ってるわけじゃない。「できないことを思いわずらうな」と言いたいのである。たとえば、…

いいかおまえら(1)

「人生とは何か」とか「生きる意味」とか、ややこしいことはひとまず置いといてだな。生きるためにはとりあえず食わねばならん。食うためには、稼がねばならん。 稼ぐには、大きく分けて二とおりの方法がある。ひとつは「人に雇われること」で、もうひとつが…

働くことについて考えてみる(終)

企業には理念が必要だと書いた。しかし個人には存在理由などない。人間はなにかの使命を帯びて生まれてくるわけではない。人の一生なんて100億年の宇宙の歴史の中ではほんの一瞬に過ぎない。うたかたの泡のようなものだ。だが、その泡は意志を持った泡だ…

働くことについて考えてみる(4)

企業というのは、これまで述べてきたような「人間の営み」を、組織として担っている集団のことである。 人が集まっただけでは組織ではない。目的があって、その目的のために構成員が「力を合わせる」ことで「組織」になる。 私はだいたい、組織に属すことが…

働くことについて考えてみる(3)

「自然から何かをもらってまた自然に何かを返す」という営みを繰り返しつつわれわれは生きている。無人島でのサバイバル状況なんかだと、それはより明確になる。人類全体として考えてもそういう営みを行っていることに基本的な違いはない。 しかし実際のとこ…

働くことについて考えてみる(2)

ヒトは類人猿の一種である。分類学的にはサル目ヒト科ヒト属に属する。で、ゴリラやチンパンジーと同じく群れで暮らす種族である。個別で生きるより社会生活を営むことで、多くの子孫を残せるようなシステムを進化の過程で選んだのだと思う。好むと好まざる…

働くことについて考えてみる(1)

もし地球上に自分だけしかいないとしたら、「働く」ことの意味は何だろうか。「仕事」とは何だろうか。 地球上に自分だけというのはあまりに現実離れしているから、例として、かつて28年間もグアム島のジャングルで一人で暮らしていた横井庄一さんのような生…

男どうしあるいは自己の存在について

古い日記を読み返していたら、2008年5月の記事に「へー、こんな話をしてたこともあったのか」と驚かされたので全文引用する。 ちょうど長男が高3で次男が高1の年だ。 昨日は息子たちは代休で、夜になって二人とも焦って週末課題をやっていた。 こいつらはな…

「前向き」な気持ち

できれば、気持ちは「前向き」のほうがいい。気持ちが「受け身」になっていると、何か問題が発生したりアクシデントが起きたりしたとき、ダメージが大きい。ましてや「逃げ腰」だと一撃でノックアウトされる。 「受け身」ということは、すなわち「漫然と生き…